竹プロジェクト
福岡県八女市は日本最大級の筍産地であり、同時に日本最大級の竹の産出地でもあります。さらに、八女市には、日本最大の竹炭プラント:立花バンブーがあります。平成23年5月16日(月)、八女市の豊富な竹資源を生かして竹製品の研究開発や製造を行なう施設八女バンブーバレー実証研究センター」が旧辺春中学校跡地に開設されました。
八女市の「バンブーバレー構想」とは?
アメリカのサンフランシスコのIT企業の一大拠点であるシリコンバレーにあやかって名付けられました。シリコンバレーのIT産業を竹産業に置き換えて、竹の高度利用に向けた技術や人材、情報が効果的に結びつき、竹関連産業の情報発信施設として中心的な役割を果たしていこうという計画です。
http://www.city.yame.fukuoka.jp/sec/k22/bb.html
八女バンブーバレー
実証研究センターとは?
八女市と九州工業大学、企業が連携して、竹産業の技術や、人材、情報を集積して竹関連産業の拠点を作ろうと計画された「八女バンブーバレー構想」の拠点となる施設です。この施設は、市内の事業者が出資して設立した(株)バンブーテクノが運営し、竹炭や竹粉の加工や、現在市内の小・中学校や保育所でモニターしている「エコ食器」の原料製造、多機能プラスティック製品の開発、販売など一貫した事業を展開することにしています。
このセンターには、国立大学法人九州工業大学の研究室「九州工業大学エコタウン八女サテライトラボ」も併設され、産学官の連携を強化しながら民間による新たな産業創出を支援することになっています。また、グラウンドには、竹の過熱水蒸気処理施設、破砕/粉砕/分級装置などの竹繊維/粉末製造施設が設置され、竹繊維/粉体製造の技術移転センターとしての役割を担っています。
エコタウン実証研究センターは、都市型バイオマスの有効利用と
新しい循環社会の実現を具体的な目標に、本学を中心としたネットワークの中で開発された新技術を
社会に普及させるため、実証して一般生活者に分かりやすく紹介することを事業としています。
八女サテライトラボは、平成23年5月にオープンした
八女バンブーバレー実証研究センター内に九州工業大学エコタウン八女サテライトラボとして併設されました。
株式会社バンブーテクノは、九州工業大学の技術支援と
八女市による情報支援を受ける事が出来る特徴を活かし、竹の利活用における最先端技術を持つ事で、
資源循環社会への貢献を目指しています。